マンガの読み方:右から左へ読む順番を解説
マンガは右から左、上から下へ読みます。ページ・コマ・フキダシを読む正しい順番、なぜそうなっているのか、マンファやウェブトゥーンとの違いまで解説します。
執筆者: Bugra, Gootaku創業者
目次
マンガは右から左へ読みます。 本は右開きで、各ページは右上のコマから左下へ、コマの中のフキダシも右から左へ。日本語の伝統的な縦書き——右から左へ進む縦の列——の向きに従っているからです。
日本で育った人にとっては当たり前すぎて意識すらしないルールですが、海外の読者や、マンガを読み慣れていない人にとっては最初の10ページほど不思議に感じるもの。でもそのあとは、たいていの人が気にならなくなります。人に説明するときや、自分でマンガを作るときのために、改めて整理しておきましょう。
基本データ
- 本の向き: 日本の本は右開き。英語の本でいえば最後のページにあたる位置が1ページ目です。
- コマの順番: まず右上、次に同じ段を右から左へ、それから次の段へ下りる。
- フキダシ: 各コマの中で右から左、上から下へ。
- 理由: 日本語の伝統的な文章は右から左へ進む縦書きなので、本は右側で綴じられます。
- 英語圏では: 2000年代初めまで多くのマンガが左右反転されて左→右で出版されていました。2002年のTokyopopによる「100% authentic manga」の打ち出しが、反転しない右→左の版を標準にする後押しになりました。
読む順番をステップごとに
1. 本を「逆向き」に持つ(海外の読者にとって)
背表紙は右側。日本式の本の表紙は、英語圏の人にとっての裏表紙です。英語版ではたいてい、左端に「Stop! You're reading the wrong way」というページを入れて、初めての読者に知らせています。
2. 各ページは右上から読む
右上のコマから始めて、上の段を左へ。段が終わったら次の段に下り、またその右端から読みます。
3. 厳密な格子ではなく「段」に従う
マンガのコマはきれいな格子になることはまれです。目安は、今いる横の段をすべて読み終えてから下へ進むこと。右側に二段ぶち抜きの縦長のコマがあれば、まずそれを読み、次にその左に積まれたコマを上から読みます。
4. フキダシは右から左、上から下
コマの中では、いちばん右・いちばん上のフキダシが最初です。作家は目が自然に追えるようにフキダシを配置しています。二つが同列に見えたら、たいてい高いほうが先です。
5. 見開きは一枚として読む
絵がノド(綴じ目)をまたいでいたら、右ページから始まる一枚の横長のコマとして読みます。
マンガ・欧米コミック・マンファ・ウェブトゥーンの比較
| フォーマット | 発祥 | 読む方向 | コマのレイアウト | 色 | |--------|--------|-------------------|--------------|-------| | マンガ | 日本 | 右から左 | さまざまなコマ割りのページ | 主に白黒 | | 欧米のコミック | アメリカ、ヨーロッパ | 左から右 | ページ、格子状が多い | 主にカラー | | 紙のマンファ | 韓国 | 左から右 | ページ | まちまち | | ウェブトゥーン/デジタルのマンファ | 韓国、今は世界中 | 上から下(縦スクロール) | 一本の長い列 | フルカラー | | マンフア | 中国 | 今はほぼ左から右 | ページまたは縦スクロール | カラーが多い |
韓国語と中国語は現代の出版では横書き・左から右なので、マンファやほとんどのマンフアは逆向きになりません。詳しい比較はマンガ・マンファ・マンフアの違いとウェブトゥーンとは?をどうぞ。
なぜマンガは右から左なのか
日本語の伝統的な書き方は縦書きです。文字は上から下へ、列は右から左へ進みます。こう書かれた本は自然に右開きになります。マンガはこの慣習を受け継いだので、ページ全体が右から左へ流れるのです。
現代の日本語は、ウェブサイトや教科書、看板など多くの場面で横書き(左から右)も使いますが、マンガ、小説、新聞は伝統的な縦書きを守っています。マンガのフキダシが縦長であることが多いのはそのためで、縦の文字列を収めるための形なのです。
「反転」の時代
1980〜90年代にマンガが初めて英語圏の読者に届いたとき、出版社はたいてい絵を「反転(flip)」していました。全ページを鏡写しにして、左から右に読めるようにしたのです。たとえば『AKIRA』は1988年からアメリカで、反転・カラー化された形で出版されました。
反転にはいろいろな問題がありました。
- 右利きのキャラが左利きになる。
- 車が道路の反対側を走る。
- 日本語の看板やTシャツの文字が鏡文字になる。
- 自分の絵を反転されることに反対する作家もいた。
マンガを読み始める人へのコツ
- 軽めの作品から始める。 コメディや日常系のページは情報量が少ないので、順番を覚えやすい。
- コマ間の余白を見る。 段と段の間の余白は、同じ段のコマ間より広くとられていて、下へ進むよう導いてくれます。
- フキダシを信じる。 会話がおかしいと感じたら、たぶん二つのフキダシを逆順に読んでいます。
- 効果音は絵として読む。 効果音(描き文字)は日本語で絵に溶け込んでいることが多いです。よく出るものはマンガ効果音ガイドで解説しています。
- 1話は続けてみる。 目はすぐに慣れます。
読む順番でよく迷うポイント
| 状況 | どうするか | |-----------|------------| | 右側の縦長コマが二段にまたがっている | まずそれを読み、次にその左に積まれたコマを上から読む | | コマが枠からはみ出している | 大部分が収まっている段の一部として扱う | | フキダシが同じ高さにある | 右のものを先に読む | | フキダシが二つのコマにまたがっている | しっぽが指しているコマと一緒に読む | | 隅にあるナレーションの枠 | 右上にあれば、たいていそのコマで最初に読む | | フキダシの外の小さな手書き文字 | 余談やツッコミ。メインのセリフのあとに読む | | 効果音 | 厳密な順番ではなく、絵の一部として読む |
作り手のための読む順番
自分でマンガを作るなら、読む順番は作り手の責任です。作家が使うルールをいくつか紹介します。
- 各コマの最初のフキダシは右上に置く。
- 次にどのコマを読むか迷うレイアウトを避ける。 コマ構図のルールでは、逆向きの「Z字の視線誘導」を解説しています。
- 段と段の間の余白を、同じ段のコマ間より広くとる。
- 読者の視線とともに前に進む感じを出したいときは、動きを右から左へ向ける。
- 方向は早めに決める。 ウェブトゥーンとして公開するなら、代わりに一本の縦の列で計画しましょう。ウェブトゥーン縦コマガイドを参照してください。
Gootakuで右→左のページを作る
GootakuのManga Makerはマンガの慣習に従っています。マンガモードでは、フキダシがコマの右側に配置されるので、伝統的な順番で読めます。1回の生成で1コマ、1トークン。コマはエディターのレイアウト——Full Page、2 Tall、3 Manga、2×2 Grid、Splash——でページに並べます(1ページ最大4コマ)。スタイル(Classic B&W、Shōnen、Shōjo、Seinen、Chibi Manga)を選び、セリフ・ナレーション・効果音はエディターで追加します。絵は文字なしで生成されます。
左から右に読む欧米式のコミックを作りたいなら、Comic Makerが欧米のページの慣習を使っています。どのアカウントも無料の1トークンから始まり、2日ごとにさらに1トークンもらえます。
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FAQ
マンガは右から左に読むもの?
はい。マンガは右から左へ読みます。本は右開きで、各ページは右上のコマから始まり、フキダシもコマの中で右から左へ読みます。
日本のマンガはなぜ右から左なの?
日本語の伝統的な文章が右から左へ進む縦書きで、本が右側で綴じられるからです。マンガも同じ慣習に従っています。
コマは上から下が先?右から左が先?
段の中で右から左が先です。それから次の段に下り、またその右端から読みます。
マンファも右から左に読む?
いいえ。韓国のマンファは左から右に読み、デジタルのマンファ(ウェブトゥーン)はスクロールして上から下へ読みます。
英語版のマンガに左から右のものがあるのはなぜ?
古い英語版は、欧米のコミックのように読めるよう「反転」されていることが多かったからです。ほとんどの出版社は2000年代初めに反転をやめたので、現代の版は元の右→左の順番を保っています。
フキダシはどう読めばいい?
いちばん高く、いちばん右にあるフキダシを最初に読み、そこから左・下へ進みます。作家はこの流れに沿ってフキダシを配置しています。
続けて読む
- マンガ・マンファ・マンフアの違い — 読む方向、色、フォーマットを比較
- コマ構図のルール — 読者の視線を導く
- フキダシデザインガイド — 形、しっぽ、配置
- マンガ用語集 — マンガ用語をまとめて
- 漫画家とは — レイアウトを決める人
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