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マンフア(漫画)とは?中国のマンガをわかりやすく解説

マンフアは中国語で「マンガ」のこと。日本のマンガや韓国のマンファとの違い、代名詞の修仙ジャンル、読み始め方までまとめて解説します。

執筆者: Bugra, Gootaku創業者

マンフア(漫画)とは?中国のマンガをわかりやすく解説
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目次

ざっくり言うと

マンフア(漫画、発音は マンホア に近い)は中国語で「マンガ」を意味する言葉で、英語圏では中国本土・香港・台湾で作られたコミックを指します。現代のマンフアは主にオンラインで、フルカラーのスクロール型ウェブコミックとして発表されています。海外では特に修仙(栽培)や武侠ファンタジー——主人公が体内の気を練り上げ、力の階梯を登っていく物語——で知られています。デジタル時代の『妖神記』『斗破蒼穹』、香港の伝統作品では『龍虎門(Oriental Heroes)』がよく知られた例です。

日本のマンガと韓国のマンファを知っているなら、マンフアで東アジアのコミック文化の三本柱がそろいます。

基本データ

  • 中国語表記: 漫画(mànhuà)。日本語の「漫画」とまったく同じ漢字です。
  • 発祥地域: 中国本土、香港、台湾。
  • 現代のフォーマット: 主にフルカラーの縦スクロール型ウェブコミックとしてオンライン配信。
  • 代表的なジャンル: 修仙・武侠(wuxia / xianxia)ファンタジー。
  • 代表作: 『妖神記』『斗破蒼穹』(デジタル時代)、『龍虎門(Oriental Heroes)』(香港の伝統)。

「漫画」という字が意味するもの

マンフアは日本語の「漫画」と同じ2文字で書きます。

  • 漫(màn/とりとめのない、気ままな、自由な)
  • 画(huà/絵、描くこと)
合わせて「気ままな絵」「戯れの絵」。日本では「まんが」、韓国では「マンファ(만화)」、中国語では「マンフア」と読み、どれも母語ではただ「コミック」を意味します。ところが英語に入ると、それぞれの言葉がその国のコミックを指すようになりました。海外のファンが「manga」と言えば日本の作品、「manhua」と言えば中華圏の作品、という使い分けです。

なお繁体字(香港・台湾)では「漫畫」、簡体字(中国本土)では「漫画」と書きます。

マンフアの簡単な歴史

上海の風刺漫画から

この言葉が広まったのは1920年代の上海。新聞や雑誌で挿絵入りの風刺画や政治漫画が流行した時期です。画家で随筆家の豊子愷(ほうしがい)が、短く詩的な筆のスケッチによってこの言葉を一般に定着させたとよく言われます。

連環画:手のひらサイズの絵本

20世紀の大半、中国本土で主流だったのは連環画(连环画、「連なる絵」)でした。手のひらに収まる小さな本で、1ページに1枚の絵とその下のキャプション。古典小説、民話、歴史、映画などを翻案したものです。現代のコマ割りマンガというより挿絵入りの物語本に近く、何世代もの読者を育てました。

香港の武侠ブーム

1970年代以降、香港では武侠(武芸に生きる侠客)とカンフーアクションを軸にした、迫力あるフルカラーのコミック産業が育ちました。『龍虎門(Oriental Heroes)』や『中華英雄(Chinese Hero)』がそのスタイルを決定づけます。筋骨隆々の人物、塗りのカラー、ページ全体を使う格闘シーン。白黒の線で見せる日本のマンガとはかなり違う視覚的伝統です。

台湾の混ざり合うシーン

台湾のマンガ市場は昔から日本のマンガとの結びつきが強く、大量の翻訳作品と地元作家の作品が並んできました。台湾の作家は、マンガ的な視覚言語に中華圏の舞台やテーマを組み合わせることが多いです。

デジタル時代

2010年代からマンフアはオンラインへ移りました。快看漫画、騰訊動漫(テンセント)、ビリビリ漫画といった本土のプラットフォームが数千本のウェブコミックを連載し、その多くは人気のウェブ小説が原作です。いま海外の読者が出会うマンフアの多くはこれで、見た目は昔の連環画よりも韓国のウェブトゥーンにずっと近いものです。

マンフアの見た目の特徴

単一の「マンフアらしさ」はありませんが、現代のウェブコミック系マンフアにはわかりやすい共通点がいくつかあります。

1. フルカラーで、塗りが絵画的

デジタルのマンフアはほとんどがフルカラーで、やわらかいグラデーション、発光エフェクト、緻密な塗りがよく見られます。昔の香港コミックもカラーでしたが、こちらはもっと重厚な塗りの印象です。

2. スクロール前提のレイアウト

オンラインのマンフアの多くはスマホで読む前提で作られています。ウェブトゥーンのような縦長の帯か、なめらかにスクロールする長いページです。読む方向は欧米のコミックやマンファと同じく左から右。

3. 流れる衣、長い髪、光のエフェクト

時代ものやファンタジーのマンフアは、中国の衣装と建築を存分に使います。重ね着の衣、髪飾り、剣、楼閣、霧に包まれた山々。力はオーラや紋様、光の軌跡で表現されます。

4. 中国の神話と思想が世界観そのもの

気(体内のエネルギー)、不老不死、宗門、天劫といった道教的な考え方がひんぱんに登場します。飾りではなく、その世界の実際のルールとしてです。

マンフアで知られるジャンル

修仙(栽培もの/仙侠)

看板ジャンル。弱かったり、馬鹿にされたり、裏切られたりした主人公が、気を練って強くなる道を見つけます。物語は名前のついた境地(修行段階)、宗門同士の対立、秘伝の技、古代の宝具をめぐって進んでいきます。異世界を読んだことがあれば、修仙ものはなじみやすいはず。どちらも着実な成長とレベルアップの物語で、修仙ものにも転生や「過去に戻る」系のフックがよく使われます。英語圏では「cultivation」と呼ばれ、日本でも「栽培もの」と直訳されることがあります。

武侠

武芸者、侠の掟、剣戟、流浪の剣客。修仙よりも地に足がついていて、神のような力というより歴史冒険ものに近いジャンルです。

時代劇・後宮ドラマ

宮廷を舞台にした物語。政治の陰謀、妃同士の争い、策略、そして恋愛。読者層は女性マンガや少女マンガと大きく重なります。

現代ロマンスと「社長もの」

オフィスラブや御曹司との恋愛ものは、ウェブトゥーンと同じくデジタルのマンフアでも人気です。

都市ファンタジーと「システム」もの

現代の主人公がクエストや報酬をくれるゲーム風インターフェース=「システム」を手に入れる物語。多くの異世界ものや韓国のレベルアップものと同じ発想を、中国の都市に移したものです。

マンガ・マンファ・マンフアの早見表

| | マンガ | マンファ | マンフア | |---|---|---|---| | 国 | 日本 | 韓国 | 中国本土・香港・台湾 | | 読む方向 | 右から左 | 左から右 | 左から右 | | よくある色 | 白黒 | フルカラー | フルカラー | | デジタルでの主な形式 | ページ | 縦スクロール | 縦スクロールまたは長いページ | | 代表的なジャンル | 少年アクション、あらゆる読者層 | ロマンスファンタジー、レベルアップ | 修仙、武侠 |

詳しい比較はマンガ・マンファ・マンフアの違いをどうぞ。

マンフアとドンファ

マンガがアニメ化されるように、マンフアや中国のウェブ小説はドンファ(动画、中国のアニメーション)になります。修仙ものの多くにはドンファ版があり、3DCGで作られることも多いです。「あのマンフアのドンファ」と言えば、そのコミックのアニメ化作品のことです。

マンフアとウェブ小説

人気マンフアのかなりの割合が、中国のウェブ小説——ネットで章ごとに連載される長編の小説——のコミカライズです。数百話続く作品が多いのも、連載小説らしい右肩上がりのインフレ展開が多いのもこのため。日本の異世界マンガの多くがライトノベル原作であるのとよく似た関係です。

マンフアの読み始め方

  • すでに好きなジャンルから選ぶ。 パワーファンタジーが好きなら修仙もの、ドラマが好きなら後宮ものから。
  • 長丁場を覚悟する。 数百話ある作品も珍しくありません。最初の章(編)を読めば合うかどうかはたいてい判断できます。
  • 公式で読む。 多くのマンフアは日本でもマンガアプリや出版社のサイトで正式配信されています。公式で読むことが作り手を支えます。
  • 用語を覚える。 「気」「丹田」(体のエネルギーの中心)「宗門」「長老」「若様(少主)」などが頻出します。知っておくと序盤がずっと読みやすくなります。

AIでマンフア風のアートを作る

絵が描けなくても、マンフア風のコマは作れます。雰囲気をつかむプロンプトの要素はこんな感じです。

  • full color, painterly rendering, soft glow
  • flowing layered robes, long hair with hair ornaments
  • misty mountain sect, curved pavilion roofs
  • glowing qi aura, energy trails, floating paper talismans
  • dramatic low-angle hero pose
Gootakuでは、Comic MakerでWebtoonスタイルを選ぶとフルカラーのコマになります。あとはシーンを自分の言葉で書くだけ。画像1枚につき1トークンで、1回の生成で1コマが出てきます。1ページに最大4コマまで並べられ、セリフ・ナレーション・効果音を追加するとエクスポート画像に反映されます。

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色づかいや構図をもっと知りたいならウェブトゥーン/マンファ スタイルガイドへ。内容のほとんどはそのままマンフアにも使えます。

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FAQ

マンフアってどういう意味? 中国語で「マンガ(コミック)」という意味です。英語では特に中国本土・香港・台湾で作られたコミックを指します。manga が日本、manhwa が韓国のコミックを指すのと同じ使い分けです。

マンフアとマンガは同じもの? 違います。同じ漢字(漫画)を使いますが、マンフアは中華圏の作品で、今はフルカラーが主流、左から右に読みます。マンガは日本の作品で、白黒が主流、右から左に読みます。

マンフアとマンファの違いは? マンフアは中国、マンファは韓国です。どちらもオンラインではフルカラー・左から右が一般的ですが、マンフアは修仙や武侠、マンファはロマンスファンタジーやレベルアップものとの結びつきが強いです。

修仙(栽培)マンフアって何? 体内の気を練って強くなり、名前のついた境地を一段ずつ上がっていくキャラクターを描くマンフアです(英語では cultivation、中国語では修仙・仙侠)。道教の不老不死の思想がベースで、宗門、ライバル、秘伝の技がつきものです。

マンフアはどう発音する? だいたい「マンホア」。北京語では mànhuà で、どちらも下がる声調(第四声)です。

ドンファ(donghua)とは? 中国のアニメーションのことです。マンガがアニメ化されるように、多くのマンフアや中国のウェブ小説がドンファ化されています。

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